前回まで視点というテーマで話をしてきました。視点とは何かを説明するために甲子園大会の予選である岩手県大会決勝で現ロッテの佐々木投手が登板せず波紋よ呼んだ時の国保監督の目線はこうだったのではないかというテーマで話をしました。当然,本当の所は監督のみ知るところでしょうが指導者の視点で考えると興味深いことが沢山あると思います。
上の図が当時の監督の視点と思うものです。視点とは「点」「線」「面」があると解説してきました。今日は「立体」の視点です。点から面までは、今の現状を観る能力と考えます。立体になれば今の現状から未来の姿を予想する事になります。当然より理想に近づけるために工夫したり努力をすることは必須です。立体の視点とは、個人の可能性(ポテンシャル)も考えて今現在最良(better)な方法を選択し実行する事と考えます。この考え方ができ実行できる指導者は成熟した考えを持っている指導者と思います。
人間にはそれぞれのピークがあります。一人の人間であってもスポーツのピーク、思考のピーク、人間性のピークがあります。これらのピークに自分の可能性で悔いが残らない結果を得ることができれば幸せな人生だったと思います。国保監督は佐々木投手のピークは今ではないと考えたのかもしれません。その判断をするにあたり、上に向かって伸びる未来への線と下から上がってきた過去からの線の延長線上での判断をしたのではないかと私は思いました。それを裏付けるように佐々木投手が千葉ロッテに入団した年は一軍での登板は無かったと記憶しています。
立体の視野とは今というポイントから上下に線を引き未来を見通す視野です。当然ですが上方向の未来だけ観ていても上手くいきません。下方向の過去からどう未来に結びつけるかを考えなくてはならないと思います。
上の図は時間軸を少し短いスパンで考えたものです。個人の目標や目的が最終的にチームの目標や目的に貢献できるように考えるだけでは、この様なケースで部員間で若干の遺恨が残る可能性があります。特に個人の我が儘で結果が左右されれば遺恨は深いものになるでしょう。そこで監督のマネージメントで重要な事は一人の選手の可能性を自分自身の可能性でもあるといった共通意識を作ることだと思います。これができなければこの様なケースは我が儘と捉えられる危険性が高く指導者への不信になります。その点の国保監督の水面下の苦労はあったと思います。これも点の視線の点の指導ではできません。そこで私見ではありますが私の考えがあります。成長させると言うことは個人の視点を広げていくことだと思います。視点を広げることにより考え方も柔軟になると考えます。柔軟な考え方は様々な状況を改善する力になります。次回成長と視点の関係を独自な見解になりますが話をしてみたいと思います。
ベイサイドアスレチッククラブ
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